安藤研 初の合宿を2011年8月31日~9月1日に行いました。場所は、千葉工大の御宿研修センターです。台風12号の接近が心配されるなか、全員で10時に津田沼に集合し、バスで御宿へ。
来る途中の九十九里浜はすごく大荒れだったのですが、研修センターに着いたときは、いい天気。しかし、きれいな施設です。
到着して早々、「S-A創造検査」をやりました。言葉ベースではありますが、発想の流暢さ、ユニークさを標準化データに基づいて計測できます。その信頼性よりも、自分の発想の傾向を知ることが大事ですね。
次いで、シツチョーより、安藤研での学びについてレクチャー。「安藤研 鬼の十則」という、一種のローカルな学びというか、デザイン思考のパターンを伝授。でも、これは言葉を理解するだけではだめで、いろんな経験を通してジワジワ感じてもらえればというもの。
今回の合宿は、まずは13人の相互理解を深めることを重視。なので、まずは「自己紹介スゴロク」をつかったワークショップ。コマに「あなたが就きたい職業は?」や「いま一番大切なことは?」など、いろんな質問が書いてある。サイコロの目に従って、自己紹介するという方法。
スゴロクで自己紹介をやったら、同じグループの人の印象やわかったこと、感じたことを「イメージシート」に似顔絵とともにまとめます。似てるかな?
最後は、自分の印象を他の人と交換して、一枚のシートにまとめます。色は自分の好きな色を使って書きます。
自分がこの短時間で与えた印象と、自分が思っている自分とのギャップに気づくことで、自分自身に気づいてきます。右上に貼っていあるカードは、宿題で作ってきた名刺です。自分の名刺は、自分の印象を強化したり、補ったりしているツールとしてデザインされているでしょうか? 自分が他者から見られることと、自分が表現するデザインとを併せて評価する目は、なかなか鍛えられませんが、こうしたワークショップで気付いていってほしいものです。
ところで、マーカーの色は、自分の表す色を選んでもらいましたが、ほとんどの人が自分の名刺の色使いと一緒でしたね。
後半は、今回読書発表担当になった別府君の発表。1冊の本を読んで、その概要をわかりやすく要約し、そのポイントをプレゼンするものです。別府君の一冊は、トムケリーの「発想する会社」。IDEOの結構前の紹介本ですが、デザイン思考の基本みたいなものですので、これをシェアしてくれたのは良かった。プレゼンもうまかったよ。
その後は、食事の後のお決まりコースで、、、
結構飲んだのであります。青春。。。
2日目は、グループコミュニケーションのワークショップ2題。初めに、地図作成ワークショップ。各自異なる情報カードを持っていて、その情報に基づいて全体の地図を完成させるという、新入社員研修でよくあるやつです。いやー、最短で11分。最長で23分かかりました。
このグループは、情報を全部言葉で書きだして共有しようとして失敗しましたね。失敗から学びましょう。
全然読めないけど、振り返りのメモ。気が向いたら画像処理しておきます。
2つ目は、これまたお決まりワークショップ。スパゲッティ・カンチレバー。スタンフォードでやられているという噂の奴です。今回は1グループ25本、35分でやりました。テープやタコ糸の使用量には制限なしです。設計図などは書いちゃダメ。コミュニケーションのみで頑張ります。
こういうのは、よくある作りですね。でも全体で2位のながさ。
ここは、スパゲティの弾性に頼った作り。でも1回目は1位でした。
リベンジマッチ! なんと、ラチスをチマチマつくるチームが出現!! テープの使用量の制限はないから、まあアリなんだけど、、、
ラチスのチームは、こんな美しい構造に。ただ時間切れで、2位。
一番長かったチームは、純粋に長さを求めたチーム。1メートル越え。1回目のワークで、タコ糸とスパゲティの相性が悪いと判断し、スパゲティの特性をよく検討して、テープのみで勝負したとのこと。
見えるかどうかわかりませんが、ちょっとズルな方法で長さを稼いでいます。セコイですw。
とりあえず、全チーム成績は伸びたようですね。学びのプロセスを理解してもらえればそれでよし。
最後に全員で記念写真。うーん。やっぱり1泊2日は時間がたりないですね。
後期は2週に1回くらいのペースで、ゼミをやっていきましょう。
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