10月27日はゼミを行いました。今回は「ブレインストーミング」を勉強することがテーマです。実はブレストを上手に教えるのはむずかしい。前の大学でもどうしようか考えただけで、ワークショップまでに高めていませんでした。
そんなところに、今年の5月ごろに『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』で著名な、ティナ・シーリグさんの講義がNHKの「スタンフォード白熱教室」で放映されていました。さすがにすごいなと思っていました。真似したいとおもって、ノートには記録していましたが、まだ自分でやるには準備ができていませんでした。
そこで、まずこのNHKのスタンフォード白熱教室を観てもらおうと思って、NHKオンデマンドにアクセスして、ゼミで上映開始。ところが、どいういうわけか途中でストリーミングが止まってしまう。回線を無線から有線LANに変えてみたりしたんですが、ダメ。。。
仕方なく観るのは中止。。。うーん。原因は何だったんだろう。。。わからん。
で、ティナの講義から僕がメモしたノートを元に、即席ブレスト・ワークショップをやることにしました。
最初に、ティナの講義で話をされていた、ブレストのポイント・ノウハウについて説明。
その後、実際にやってみました。テーマは、ティナのワークショップを参考にしました。まず3つのチーム別れ、「最悪な旅行」をみんなで考えてもらいます。いつもはポストイットを使いますが、今日はマインドマップを使ってみます。
みんなで考えたことを、3分間でストーリーに仕立ててもらい発表してもいます。
うーん。ちょっとストーリーテリングがまだまだですな。キーワードをつなげるだけでなく、ストーリー(構成をもった物語)を構築することに慣れましょう。
ともかく以下、3つのグループがそれぞれに、最悪な旅行を考えてくれました。
- 1)彼女と二人で旅行に行こうと思ったら、彼女がパスポートを忘れて、飛行機に乗り遅れる。
- 2)海外に旅行に行ったら、乗り換えの飛行機に乗り遅れて、警察に連れて行かれる(話がまとまってなくてわからず・・・)
- 3)みんなで遊園地にいったが、自分以外のみんな体調不良。そのうち何人かが帰ってしまう。
次は、この最悪の旅行を、別のグループにわたし、その状況を「最高の旅行」にするサービスを考えてもらいます。
再びブレスト。人の意見の乗っかる。それがポイントですね。
考えてもらったアイディアを発表してもらいます。さてどうなりましたか。
●最悪のアイディア1は・・・
- 初めて旅行に行く人に、忘れ物チェックや空港送迎タクシーをサービス。“絶対安心初めての旅行サポートサービス”は、なんと無料!
●最悪のアイディア2は・・・
- 飛行機に乗り遅れても、次の便にいつでも乗れる。そしてCAさんが特別待遇! 乗り遅れた気分もぱーっと飛んじゃいます!
●最悪のアイディア3は・・・
- 体調が悪い時のお出かけに、薬会社がやっている薬のパビリオンへ。あなたの症状にあったお薬を選んで差し上げます。早く直った人にはプレゼントを。ぜひお越しを!
十分な時間はありませんでしたが、最悪な旅行が楽しい旅行に変換できました。
今の学生さんは、他人のアイディアを批判するということはない代わりに、自分のアイディアがつまらないかもしれないと思って、発言しないという傾向が強いように思います。でも、このワークショップでわかったように、どんなにつまらないこと、最悪なことでも、視点を変えて発想すれば、最高のアイディアにすることも出来るわけです。つまり、だめなアイディアはありません。まずは出してみないとわかりません。
ブレストは練習あるのみ。今後もブレストの練習を重ねていきたいと思います。
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