さて、第5回のエクスラボは、田中一丸くんが研究テーマとしている「UXの評価」について、再び議論します。
第2回で議論したように、Bruceらの「評価法の比較」を参考にすると、3つの評価の考え方があります。第2回で読んだ“UXカーブ法”は、Bruceの分類では、人々の現実を評価する、つまりSituated Evaluation(埋め込まれた評価)に当たるもので、特に長期にわたる評価を把握するものでした。
しかし、現在の産業界では、Formative Evalutaion(形成的評価)が求められています。つまり、製品の企画や作りこみにおいて、よいUXであるかをどうやって評価・判断したらよいかという問いです。
そこで今回は、Formative EvaluationとしてのUX評価の手掛かりを得るために、Sandra Sprollらの「UXコンセプトテスト」に関する論文を読むことにしました。
■第5回 ex-Lab エクスラボ
- 日時: 2013年6月28日(金) 18:00ごろ開場、18:30ごろ開始~21:00ごろおわり
- 場所: 千葉工業大学 津田沼キャンパス 1号館 12F 安藤研究室
- 費用: 基本無料
- ※ビアバッシュ的な運営を考えていますので、500円程度のドネーションを頂けますと幸いです
- 内容:「UXのコンセプト評価」
- 論者:田中一丸君
- 論文:「From Product Concept to User Experience:Exploring UX Potentials at Early Product Stages」
- レジュメ: [レジュメ] (論文のほぼ全訳です。ゼミでは要約版を使って議論する予定です)
なお、企業や他大学の学生、研究者の方で一緒に議論をされたいという方がおられましたら、メールかコメント欄にてお申し出いただければと思います。検討の輪を広げていけたらと思っています。
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