安藤研究室では、外部の企業や団体からのご依頼に対して、学生を主体としたプロジェクトを組織し、学生ならではのフットワークとアイディアを生かした提案を行う「安藤研プロジェクト」をいくつか手がけています。まだ、私自身も学生のマネジメントにまだ慣れておらず、一歩一歩実績を作る感じではありますが、今後も取り組んでいきたいと思っております。
さて今日は、安藤研プロジェクトの本格的な取り組み第1号として行った「丸ノ内ソーシャルモビリティ検討プロジェクト」の成果プレゼンテーションを、さる2012年5月16日に行いましたのでご報告いたします。
ソーシャルモビリティについては、まだ公開段階でない部分が多くありますので、ここでご説明をすることはできませんが、新しい自動車のあり方を模索する「ソーシャルモビリティ研究会」が提案しようとしているものです。従来の自動車のデザインとはことなり、「サービスから考える自動車のカタチ」をテーマに、移動をサービスとして捉えてデザインすることを検討しています。
さて、ソーシャルモビリティ研究会から安藤研が依頼された内容は、東京駅丸の内エリアでの現状をフィールドワークによってリサーチし、ソーシャルモビリティの適用可能性の検討とサービスアイディアを提案するものです。
プロジェクトは3月から実施し、私の指導はポイントのみで、調査企画から実施、取りまとめまで、すべて学生の力だけで実施しました。プレのフィールドワークを含め、調査日だけで丸3日間。朝から晩まで丸ノ内エリアを分担してフィールドワークしてきたようです。ある者は、特定のフィールドを朝から晩まで歩きまわり、ある者は駅の改札でカウンターを持って乗降客数を調べ、ある者は、タクシー乗り場で乗車人数をカウンターを持って調べたり、それはそれは体力がないと収集できない調査結果ばかりw。
このプロジェクトは、写真の5名のコアメンバーが、ほぼ学生だけの力で実施しました(写真左から、登尾くん、田中一丸くん、岡野くん、宮川くん、田中雅俊くん)。
プレゼンは45分間。まずは、登尾くんが調査結果のポイントをプレゼンテーションをしました。彼らしい落ち着いた語り口で、とてもよかったです。
続いて、調査を踏まえたサービスアイディアのプレゼンテーションを田中一丸くんが行いました。すこし練習不足だったかな。先方の方からも、練習どれくらいしたの? なんて言われたり。失敗こそいい経験です。次はそんなこと言われないようにがんばろうね。
調査結果や提案内容については、お話できませんが、丸ノ内をまさに“デザイン”されている方々も、“なるほど”と思われる調査結果もあったようです(お世辞かもしれませんが)。
最終報告書はこんなに立派なものになりました。私がコンサルタントだったということもありますが、本当にコンサルタントにお願いしたような作りになっています。しかし、内容はすべて学生の力作で、立派立派(あ、手前ミソでほめすぎですかねw)。
最後に、こうした貴重な機会をいただきましたエコッツェリア協会様、ソーシャルモビリティ研究会様、本当にありがとうございました。
今後もこうした、フィールドベースの製品企画提案やサービスデザイン提案など、安藤研らしいプロジェクトを実施していきたいと思います。
企業や団体の皆様で、学生の調査やアイディア企画の提案をご希望される時は、安藤研にもチャンスをいただければ幸いです。
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