2011年12月11日に、芝浦工業大学で開催された第41回日本人間工学会関東支部大会に参加し、アーゴデザイン部会の企画セッションで発表してきました。
この企画セッションは、同日開催の関西支部大会の同名の企画セッションとインターネット同時中継で開催しました。使用したシステムは、富士通さんの特別なご支援で実現しました。アーゴデザイン部会のみなさんが、何日の前から接続テストをし、前日も会場入りして何度もテストされ、当日も1時間前から様々な問題が発生しながらも解決策を講じながら準備をして本番を迎えました。本番はトラブルもなく中継セッションができました。こういう新しい形の研究会の可能性を感じました。ご準備いただいた皆様に感謝いたします。
さて内容ですが、これまで人間中心設計を追求してきたアーゴデザイン部会の、新たなテーマについて4つのキーワードから議論を深めることです。
4つのキーワードとは、「人間の成長」「参加型デザイン」「技術の革新」「環境の変化」です。私は「人間の成長」について、専門のユーザエクスペリエンスとの関係から議論しました。
私はモノの意味という観点で考えているので、どうしても抽象的な議論になってしまいます。ただ、他の3つのキーワードをお話しいただいた先生方との話が、いろんな接点があることがわかり、次第に新しいアーゴデザインの方向性が見えてきた感じがします。
ちなみに、私の思考のパターンとして“間をつなぐ”とか“シフトする”という、事象を動態として考えることが多いです。このプレゼンでいうと、四象限にわけた間をつなぐ矢印です。わけること(セグメント)は、調査などに基づいてできるのですが、それを移動させるフォース(力)を考えるともっといろんなことが発見できるし、応用できると感じています。
このプレゼンの内容も、まだまだ思いつきなので、今後さらに部会の皆さんと議論を深めていきたいと思っています。
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