HCD-netサービスデザイン方法論:エスノグラフィの講師を担当しました

こんにちは、代表の安藤です。

この間初めてあった方に、「代表ブログ、見てますよ」と言われました。そうですね。“しつちょー”の呼称をやめて“代表”になったわけですが、個人ブログではないということで、たまには学生にも書いてもらえればと思っています。

といった途端で恐縮ですが、安藤の活動のご報告です。

2013年5月18日(土)に、NPO法人人間中心設計推進機構主催の教育セミナー「サービスデザイン方法論(全6回)」の第1回として、「エスノグラフィ」の講師を担当しました。

朝10時から、渋谷のミクシーさんの会場を借り、渋谷の街のフィールドワーク約2時間をはさんで、夕方6時までの長丁場でした。参加者数は40名+見学者15名という大人数。正直大変でしたw。

公式な実施報告が、HCD-netのページにアップされていますので、ご参考までに。

私はなんと、デジカメのSDカードを研究室に置いてきてしまい、ちゃんとした写真を撮れていませんが、iPhoneで撮ったものをベースに振り返ってみましょう。

朝10時。最近の企業はセキュリティが厳しいので、遅刻すると入れないと言う脅し、いや事前連絡があったため、参加者の方はほぼきっちり入室。山手線が止まっていたのに、さすが大人。

正式な参加者は40名。すごい人数です。

エスノグラフィのワークショップのために、安藤研が所有しているミニプリンタ8台がセッティングされています。ここが出力センターとなるわけですね。

午前中は、エスノグラフィに関する基礎知識を学ぶセミナーを1時間みっちり学びました。現在その資料の抜粋版を特別公開中ですw。


まずは調査計画を立てます。「いいもの探し」という抽象的なテーマなので、戸惑っている様子。
ワークショップなのでその辺はご容赦のほどを。通常は企業も決まっていたり、もう少しテーマが深堀りされていたりしますので、もうすこし楽なはずです。





午後は、昼食を兼ねてフィールドワーク。私もあるグループについていったのですが、、、
途中から個人での観察になってしまったので、途中で会場に戻ってきました。

今回セミナーの企画のコーディネーターの浅野先生。なぜか浅野先生とペアルックの柴田さん。

帰ってきたところから、KA法で分析。写真が撮れない状況では、今回はスケッチでということでお願いしました。

なるほど、こんな感じのスケッチでもわかることはある。観察は写真やビデオを撮ることが目的じゃないですよね。観察者自身が、調査道具となってフィールドにいって観ることが大事。スケッチでもちゃんと観ていたのであれば問題ないわけです。

さすが! これはすごいスケッチ。

分析したKAカードを並べて、今度は価値マップを作成します。

KA法で抽出された価値に着目して整理していきます。中分類の価値というのを付けていく作業中です。中分類も、「~する価値」という形式で名前を付けていきます。

中分類の価値は、A3の台紙に張ってグルーピングします。そこまでできたら、今度は中分類の価値に着目し、中分類の価値の関係性にユーザーの心の構造が潜んでいると仮定してモデルを作ります。

なんと、このグループは床でモデリング。欠員補充で入った、安藤研の阿部倉さんも大活躍。

な、なんだこの混雑ぶりは。。。全員壁に向かってモデリング作業。

いやはや、壮観。時間が迫りくる中でも、なんとか成果につなげるあたり、さすがみなさん素晴らしい!

各グループの成果については、どこかでアップできるといいのですが、私が写真を持っていないので、どうしたものか。。。

最後は、渋谷げんてんで懇親会。いやはや飲みました。

とても長時間だったのですが、実は時間がないという密度の濃いワークショップでした。
ご参加頂きました皆さん、事務局および担当理事のみなさん、安藤研でサポートをしてくれた、阿部倉さん、山田さん、そして北里の本多先生。本当にありがとうございました。



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